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法学部の紹介

教員からのメッセージ

自分の頭で考え、社会と向き合う面白さ。

法学科 清水真希子 准教授法学科 清水真希子 准教授

この文章を読んでいるあなたは、大学への進学を考えている受験生でしょうか。あなたは、大学生活にどんな期待をもっているでしょうか。

私は、自分自身が大学生だったころからいままで、立場を変えて、ずいぶん長い時間を大学という場所で過ごしてきました。そのような経験を経たいまの私の立場で、学生として過ごす大学はどんな意味がある場所かと問われたとしたら、「守られた環境の中で自立する力をつける場所」と答えると思います。

高校生活より自由。家族からもいままでより自由。でも、いきなり社会で独り立ちするのではなくて、行動範囲や活動内容を少しずつ広げて、成功したり、失敗したり、経験を積んで自立する力をつけるということ。私自身、大学生の時は、それまでとは違う環境のなか、毎日を乗り切るのに一生懸命だったと思います。高校とは全く違う勉強のスタイル、それまで会ったこともないようなタイプの友達、それに部活の行動範囲も全国に広がりました。海外にも出かけました。誰とどこで何をするか、それまでにはない選択の自由が与えられ、同時に責任をもって選びとることを迫られました。いまから思えば、それでも環境に守られていたのだと思うし、うまくできたことも、うまくできなかったことも、間違いなくいまの自分の一部となっていると感じます。

大学で商法を教える立場となった現在は、学生の皆さんに、自分の頭で考えるということ、そしてそれが楽しいということを伝えられるように努力しています。法律学の勉強は六法全書を暗記することではありません。法という長い歴史の中で培われてきた道具を使って現代社会の問題に向き合うこと、その面白さをお伝えできればと思っています。

法学科 清水 真希子 准教授

3つの社会科学を掘り下げ、体系立てて考える筋道を学ぶ。

国際公共政策学科 室岡 健志 准教授国際公共政策学科 室岡 健志 准教授

国際公共政策学科では、法学・政治学・経済学という3つの社会科学を掘り下げて学ぶことにより、国際問題・公共政策について考えるための筋道を修めることができます。……と書くと、「なぜ国際問題や公共政策を考えるために、法学・政治学・経済学を学ぶことが必要なのか?」と疑問に思われる方もおられるかもしれません。この問いについて、まずは以下の例に沿って考えてみましょう。

以下は、私が国際公共政策学科一年生向けの「ミクロ経済入門」で用いている例です。国際援助として、ある途上国の湖の中の孤島に橋を架けることになったとします。島の住人は、橋が無いときは泳ぐか手漕ぎの船で湖を渡っていたため、橋が1本架かることにより溺れる心配がなくなり、非常に助かります。もし反対側に2本目の橋も架けると、湖を最大半周ほど迂回する必要が無くなるため、さらに利便性が高まります。……これを続けていって、1,001本目の橋を架けたらどうなるでしょうか?通常は、1本目の橋を架けたときの利益よりも、1,001本目の橋を架けたときの追加的な利益は小さいことが予想されますよね(もしかしたら、橋があまりに多すぎて混乱し、追加的な利益はマイナスになっているかもしれません)。さらに、橋を1本多く架けるごとに、もちろん追加の建設費用がかかります。そのため、何本目かの橋を架けた段階で、追加的な利益よりも費用が上回ると考えられます。現実でも、こういった国際援助を行う場合、利益と費用を秤にかけ、何をどのくらい援助するか決定することが必要になります。

実は、この国際援助の例において「利益と費用を秤にかけて決定する」ことの本質は、ミクロ経済入門で習う「消費者行動・企業行動」の分析そのものなのです(もちろん、現実の国際援助は、講義で扱う例や宿題よりも複雑ではありますが)。また、国際援助や政策を実行する際には、諸々の法律・規則や政治体制・手続を踏まえなくてはできません。このように、国際問題や公共政策について理解するためには、法学・政治学・経済学の知識が必須となります。国際公共政策学科では、これらの問題について体系立てて考えるための筋道を、各学問を掘り下げることを通じて学んでいきます。また、真に国際的に活躍できる人材の育成に力を入れており、より上位の学位取得(大学院進学)や留学も奨励しています。熱意・気概がある方々の志望を心からお待ちしております。

国際公共政策学科 室岡 健志 准教授