法学部を巣立ってから
卒業後の進路
就職
大阪大学法学部では、卒業後直ちに就職する人は全体の約6割から7割です。
就職した卒業生は、各業界でたいへん高い評価を得ています。企業のトップとして日本経済をリードしている卒業生も少なくありません。卒業生の多くが、希望に沿った企業・業種で、将来を担う人材として期待されつつ、社会人生活をスタートさせています。また、就職した卒業生のうち15%が国家公務員・地方公務員の道に進んでいます。このほか、独立行政法人などの準公務員になる卒業生もおり、就職先は多様化する傾向にあります。
就職・進学のどちらでもない進路として、在学中に司法試験予備試験に合格し、司法試験(本試験)に備える道を選ぶ卒業生も目立つようになりました(2023年は在学中に4名が合格しました)。
進学
さらに高度な教育を受け、専門性の高い職業を目指す卒業生は、大学院に進学しています。大阪大学には、法学・政治学・国際公共政策学を学ぶことのできる大学院として、法学研究科、国際公共政策研究科、高等司法研究科の3つの研究科があります。
法学研究科や国際公共政策研究科は、現役の社会人にも門戸を開いており、より高度な学識を身につけようと考える方々に、最高水準の知的訓練の場を提供しています。他方、高等司法研究科は、法曹界に数多くの人材を輩出してきた大阪大学法学部の輝かしい伝統を引き継ぎ、法律実務家(弁護士・検察官・裁判官の法曹三者)に必要な専門知識を修得するための教育課程を提供しています。また、大阪大学大学院は、研究者養成機関としても高い評価を得ています。学界をリードする数多くの優れた研究者が、法学研究科や国際公共政策研究科から巣立っています。
学生支援室から
学生支援室は、法学部生のキャリア形成支援を重要な事業の一つと位置づけて、さまざまな支援をしています。皆さんが進路の選択に迷ったときは、気軽に学生支援室に相談してみてください。
- 在学生がキャリア形成を考える際の指針となるのは、同じ悩みを経験した先輩方のアドバイスでしょう。そこで、学生支援室では、先輩方の就職・進学等の活動体験記を収集して、キャリアデザイン・データベースを構築しました。法学部生の就職、進学等の活動体験記を取りまとめて大阪大学CLEの「コース」の「キャリアデザインデータベース」に掲載しています。
このほかにも、学生支援室は、卒業後の進路情報を全学の学生・キャリア支援課と連携して提供するとともに、法学部生に向けたさまざまな就職説明会の開催を支援しています。学生支援室の企画として、同窓会(青雲会)の支援を得て法学部生に向けた講演会も定期的に開催しています。