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ゼミの魅力

大塚ゼミ[民法]-大塚智見 准教授-

大塚ゼミは、民法を扱っているゼミです。民法とは私人間の権利義務の関係を規律する法です。その中には、契約や不法行為、婚姻、相続など多様なものが含まれます。

このゼミでは、春夏学期に、民法の問題について下された最高裁判所の判決(判例)を研究します。例えば、ある土地を購入した人と時効によって同じ土地を取得した人のどちらがその土地の所有権を取得できるかが争われた著名な判例について学びました。学生たちは、それまでに学習した知識をフル活用しながら、判例の分析や判例における問題点などを議論していきます。秋冬学期には、民法改正について研究していきます。民法の改正がなされた経緯を学ぶことで、なぜその規定ができたのかが分かります。それらが分かることで現行の民法に対する理解がさらに深まります。

ゼミの魅力は大きく分けて3つあります。1つめは、民法における重要な判例をひとつひとつ深く突き詰めて考えることができる点です。法律を学ぶ上で、判例の研究は非常に重要な要素の1つです。社会の中でいかに運用されているかを知ることで、民法に対する理解を深めることができます。

2つめは、学生に発表の機会が設けられていることです。民法に関するものからテーマを決め、その内容について発表します。発表することで、わかりやすく物事を伝える能力、自分の思考を表現する能力、そのテーマについて法的に考える能力が身につきます。

3つめは、ゼミの参加者全員で活発に議論ができるという点です。大塚ゼミには、同じ学年の学生だけでなく先輩方も在籍しています。多様な参加者が一堂に会し、1つのテーマについて議論することで、新たな視点や考え方を得ることができます。こうした知的好奇心が刺激される瞬間こそが、ゼミの魅力ではないでしょうか。

こうした経験は、ゼミだからこそできるものです。大塚ゼミでお待ちしています。

法学科2年生 R.H.