Handai Law Letter

第3号 2013年3月1日発行

法学研究科

高田教授、ジーボルト賞を受賞

 本年度の法学研究科を飾る大きなニュースとしまして、高田篤教授のフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞があります。2012年6月19日にドイツ連邦共和国大統領官邸にてヨアヒム・ガウク大統領より同賞を授与されました。 ジーボルト賞は毎年1名の日本人研究者を対象とし、学術上顕著な業績を上げ、日独文化・社会交流へ多大な貢献をなした功績に対して授与されるものです。大阪大学の現役教員としての受賞は、高田教授が初めてです。教授は公法学専攻で日独憲法の統治機構・原理を中心に顕著な業績をあげられ、多方面でドイツとの学術交流に尽力されました。 11月18日には本学中之島センターにて「高田篤教授ジーボルト賞受賞記念講演会『日独学術交流と公法学』」が本研究科と高等司法研究科の共催として開かれました。我が国のみならずドイツ、韓国からも著名なパネリストを招き、多くの参加者を得て活発な討論が行われました。

数字に見る法学研究科・法学部

 本研究科・法学部の活発な教育研究社会貢献活動は数字にも表れています。あくまで活動を外から捉えるよすがにとどまりますが、いくつかをご紹介します。

 2012年度の法学研究科では、博士(法学)の称号を3名(課程博士2名、論文博士1名)に授与しました。また、 修士(法学)の称号は38名に授与しました。法学研究科所属教員の執筆した論文と著書は、それぞれ合計35編と12巻に及びます(2011年度内に公刊されたもの)。

 また、法学研究科所属教員は、延べ数にして下記の通りの審議会等委員をつとめています。国の審議会委員等13名、地方公共団体委員50名、独立行政法人委員12名、財団法人等委員17名、合計92名。

 法学部法学科学生は、87名が就職、58名が大学院に進学しました。大学院進学の内訳は法科大学院46名、それ以外の大学院12名です。法学部国際公共政策学科学生は、41名が就職、13名が大学院に進学しました。大学院進学の内訳は法科大学院2名、それ以外の大学院11名です。 進路の詳細紹介ページは
http://www.law.osaka-u.ac.jp/undergraduate/about/after.html です。

活発な学生の学術活動

 法学部生の学術活動も、引き続き着実に行われています。本誌前号で本研究科の長田真里准教授より寄稿がありました大学対抗交渉コンペティション活動の続報ですが、阪大チームは2011年12月上智大学にて開催の大会で第3位に入賞し、国際大会進出こそ逃しましたが、讃えるに値する成績をおさめました。翌2012年12月上智大学にて開催の大会では惜しくも入賞を逃しましたが、学生一同来年度の奮起を誓い合っているとのことです。

 また、大阪大学法学部同窓会である青雲会が主催する「青雲会 懸賞論文」募集事業にも活発な応募がありました。2012年度は31件の論文が寄せられ、そのなかから、醍醐 龍馬君(法学部4年生)の 「マリア・ルス号事件をめぐる国際仲裁裁判―日本初勝訴への道」が、第1席に選ばれました。他にも、法律相談部や法学研究会、国際法学研究会、秋桜会などの大学公認法学系サークルが、法学部生を中心に活動しています。