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角正美助教が日本行政学会 研究奨励賞(論文部門)を受賞しました

法学研究科の角正美助教が2025年度日本行政学会研究奨励賞(論文部門)を受賞しました。


■ 日本行政学会 研究奨励賞(論文部門)について

本賞は、優れた研究を表彰することにより研究活動の奨励を図ることを目的として、2020年度に創設されました。博士後期課程在学中、もしくは博士の学位取得後8年未満の会員を対象に、主題の明晰さと新規性、研究手法の妥当性、研究結果の独自性および学術的・社会的インパクトの観点から審査されます。

■ 受賞理由

受賞論文である「小規模自治体における首長の政治環境と財政選択―現在の財政需要か将来の財政需要か―」は、地方⾃治体の予備的貯蓄である「財政調整基⾦」の残⾼格差に着⽬し、町村⻑の置かれた政治環境と将来の財政需要が、基⾦の積⽴・取崩⾏動に与える影響を分析したものです。本報告論文では、充実した先行研究の整理を踏まえた的確な理論的検討と、多くの数量的データを収集した上で、適切な分析を行っている点が評価されました。また、財政調整基金という近年に重要性が増しつつも十分な研究がなされていなかった領域に挑み、地方財政や首長の政治手法の研究に新たな知見を加えた点は、高い新規性が認められ、学会賞に値すると評価されました。

■ 参考URL(日本行政学会研究奨励賞について)
https://www.js-pa.org/about/award/