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Handai Law Letter 第3号

情報マネジメント室の活動

室長 養老 真一

情報マネジメント室は、法学研究科・高等司法研究科における、情報化についての企画立案、ならびにIT環境の整備・運用を行っています。情報マネジメント室では以前より大学院生の情報環境の整備に取り組んできました。マルチメディアルームとコンピュータ室(コンピュータ室は高等司法研究科専用)には合計約50台のPCを設置しており、これらは法情報の検索などの調査、論文やレポートの作成などに幅広く使用されています。また、大学院生の各研究室には無線LANが整備されており、各自のPCを大学のネットワークに接続し、利用することができます。

情報環境の維持・整備には、PCの更新の費用など乗り越えなければならない問題もあるのですが、情報マネジメント室では今後も積極的に取り組んでいきたいと考えております。

資料室の活動

室長 滝口 剛

資料室では、「ローライブラリー」を中心として、法学・政治学の研究と学習に欠かせない内外の文献資料の充実と平行して各種のデータベースや電子書籍など電子的情報基盤の整備に取り組んできました。

近年、社会人や育児を行っている大学院生が増えていますが、このような学生は、大学内で夜間や休日に、あるいは自宅で、研究・学習することが多いと考えられます。資料室ではすでに、ローライブリーの開室時間を延長し、外国のデータベースを中心に自宅からのアクセスを可能にしてきましたが、さらに研究・学習環境の充実を図るために、中之島センターに資料室のデータベースが利用できる環境を整備しました。 資料室では、通信技術などの進展を見ながら、教育・研究環境の一層の整備に取り組みます。

研究活動紹介

法学研究科教授 林 智良

科学研究費基盤研究(B)[課題番号23330032]
学部課程法学教育の社会的機能と指導理念に関する法史学的・法理論的総合研究

本研究(通称「法学教育科研」)では、2011年度から5カ年の計画で共同研究を行っています。メンバーは、法学研究科・高等司法研究科所属の法史学・法理学・法社会学専攻スタッフに加え、本学文学研究科の古代ギリシャ弁論史研究者、奈良女子大学の中世イタリア大学史研究者の参加を得ています。明治期以降の我が国における大学法学部は、法曹三者志望者の基礎学識付与に留まらない多様な教育機能を果たし、実績として多彩な人材育成を行ってきました。そのあり方を学際的に検討したうえで、学部レベルでのより良き教育像と法科大学院とのより良き協働関係を探求することが目的です。例えば、2012年10月30日から11月3日までは、メンバーが中華民国に出張し、同国教育部や主要大学(国立中正大学、国立台湾大学、国立政治大学)にて聞き取りと意見交換を行いました。 詳しくは下記のURLもご覧下さい。
https://www.law.osaka-u.ac.jp/homo_ivridicvs/