中国文化コロキアム:報告者募集のお知らせ

21世紀の学術研究が「人により近い研究」となるためには、国境を越えたコミュニケーションと視野の拡張が不可欠です。大阪大学の現代中国研究に関する部局横断的ネットワーク「中国文化フォーラム」は、平成22年度4月にグローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)高度副プログラム「現代中国研究」を開講するにあたり、プログラムの必修科目の一つである中国文化コロキアムと同じ名称を持つ研究発表会を、プレイベントとして企画しました。ディシプリンの異なる大学院生や若手研究者が研究成果を発表し、議論しながら互いに啓発し合う場にしたいと思います。
実施要領
- 【日時】2010年3月13日(土) 10:00-18:00 (参加者の人数によって調整いたします。)
- 【場所】大阪大学人間科学研究科(調整中)
- 【参加区分】参加は文系、理系を問いません (広い意味での現代中国研究に関心がある方)
- 【使用言語】 日本語
- 【報告時間】 25分 (参加者が多い場合には若干調整する可能性があります。)
- 【エントリー締切】 3月1日(中国文化フォーラム事務局まで)
- 【問合せ・エントリー先】 中国文化フォーラム事務局(氏名・所属・報告テーマ・連絡先をお知らせください)

大学院高度副プログラム「現代中国研究」(平成22年度4月開講予定)について
- 1990年代以降の中国市場の突出した存在感は、中国社会の変容のみならず、中国をとりまく東・東南アジアの政治的、経済的、文化的環境を大きく変容させることとなりました。こうした中国と中国をとりまく国際社会の変化を正しく理解するためには、中国近現代史や国際政治、経済学など複数の視点の獲得と、中国や台湾との国際的な学術交流ネットワークを通した現象理解が不可欠です。本プログラムは、中国近現代史を基盤としつつ、様々な学問領域の専門家による分野横断的で多角的な対話と、中国、台湾などにおける現地実習をとりまぜ、中国の政治や経済、文化、さらには日中関係についての受講者の関心にこたえます。
- 本プログラムには、中国史をはじめとする多様な分野の専門家から現代中国研究に関わる様々な論点を提示する「現代中国研究」、受講者がそれぞれのテーマに従って課題探求を行い、プレゼンテーションの技術を学びながら口頭発表する「中国文化コロキアム」(集中)の二つの必修科目に加えて、様々な選択科目が用意されています。
- 中国文化コロキアム(集中講義)
- 現代中国研究に関心を持つ大学院生や若手研究者の視野の拡張と研究報告に関するスキルの向上、次世代研究者相互のネットワーキングをめざす。(人間科学研究科で開講)
- 現代中国研究(オムニバス講義)
- 本講義は大きく分けて2つの部分から構成される。前半では、「20世紀中国の射程」と題し、中国現代史の視点から、中国に対する多角的な見方の前提となる中国の歴史的変遷、および外部との関係において見えてくる広義の中国文化システムについて論ずる。後半では、「21世紀の中国と東アジア」と題し、文化、民族、社会、環境、国際関係、経済、外交、安全保障の8つの視点から未来志向の中国像、さらには中国と日本、東アジアとの関係について考察する。(法学研究科で開講) 【詳細】
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