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土川輝さん(4年生)がKPMG AZSA OSAKA第2回次世代懸賞論文コンテスト優秀賞を受賞!

 去る122日「KPMG AZSA OSAKA第2回次世代懸賞論文コンテスト」の表彰式が行われ、法学部法学科4年生の土川輝さんが「薬のまちOSAKA構想 医薬系国際会議誘致を核とした国際都市戦略」という論文で見事優秀賞を受賞しました。
 本コンテストは、長い歴史の中で、異質なものをつなぎ合わせてきた文化に、若い世代が有する「斬新な発想」を掛け合わすことで、日本や世界が抱える課題を解決できる革新的なアイディアが生まれてくることを期待し「世界に選ばれる関西の未来のために」というテーマに沿い論文が募集されたものです。


 受賞者のコメント

[応募のきっかけ]
 私が本コンテストの存在を知ったのは、昨年の夏でした。大学院に進学予定の私はそのころ、ちょうど入試を終えたところで、時間にも余裕があったので、本コンテストを通して自分の文章力や論理力に対する評価を確かめたいと考えました。大学院の研究生活は、まさに論文を書くことがその真髄だと思いますので、進学前にその力試しをしたいと考えたのです。本コンテストでは、応募者全員に論文に対するフィードバックをして頂けるとのことでしたので、その点が応募のきっかけとなりました。

 [テーマ設定の理由]
 テーマを設定する中で心がけたのは、新しいものに固執しないという事でした。「次世代へと続く斬新なアイデア」という論文の主旨だったのですが、ゼロベースで考えるアイデアには限界があり、且つそれは「関西」という地域の特性を無視した普遍的なものになってしまうと考えました。私の論文の中には目新しいアイデアは一つもありません。しかし多くの人が忘れている、でも「言われてみればそうだ」と納得できる大阪の特色を別の視座から論考したところに私の論文における「新しさ」があります。「薬のまち」と聞いて、最初からピンと来る人はかなり少ないと思いますが、これこそがまさに今大阪が活用すべき財産だと私は考えます。温故知新、真に新しいものは過去から引き継いだものの中にあるという思いを、この論文を通じて共有していただけたらうれしいです。

 [論文執筆中の雑感]
 自分が全く知らなかった分野の話でしたので、下調べにはかなりの時間を要しました。また人様に読んでいただく文章ですから、表現や言い回しが適切か、それから文章が冗長ではないか、論理は明確かという点には特段の注意を払いました。

 [コンテストを終えて]
 今回のコンテストを通して、自分の文章構成・論理力の確認という当初の目的のほかに、大阪という都市の特徴や取り組みについて深く学ぶことができました。万博開催などを控え、ますます大阪が発展しようとしている今日に、その大阪についてこれだけの学びを得る事が出来たのはとても光栄なことだと感じております。今後も、大阪の発展について自分の中で考えを深めていけたらと思います。