大阪大学法学会について

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法学会評議員長 武田邦宣

大阪大学法学会は、大阪大学大学院法学研究科・法学部および大阪大学大学院高等司法研究科の教員、学生および卒業生による組織です。本会は大阪大学で法学や政治学を学び、研究する人たちが、相互に協力し合い、知的研鑽をはかることを目的として1951(昭和26)年に創設されました。主な事業として、学生の研究学修活動等への支援事業、教育基盤整備事業、研究成果の発表促進事業を実施しています。
本会の事業は、会員から納められる会費によって成り立っています。




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大阪大学法学会会則

主な活動内容

大阪大学法学会の活動 その1

『阪大法学』『まちかね法政ジャーナル』の発行

大阪大学法学会は、学術雑誌『阪大法学』を年6回発行しています。1951年12月の創刊以来、高水準の研究成果を発信し続けている『阪大法学』は、学界や社会から大変高い評価を得ています。

また学生の勉学や研究の一層の促進を図るため、2011年5月、『まちかね法政ジャーナル』を創刊しました。青雲会(大阪大学法学部同窓会)懸賞論文で1席に入賞した学生論文、「学生研究学修支援助成」の対象となった企画の成果、法学会の資金援助を受け留学した学生の報告、定期試験の出題問題などが掲載されています。
『まちかね法政ジャーナル』は、年1回発行しています。

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「法学会講演会/スタッフ・セミナー」の開催

国内外の著名な研究者・実務家を講師に招いて講演会やスタッフ・セミナーを開催し、最先端の法学・政治学研究に直接触れる機会を提供しています。

2022年度に開催した講演会/スタッフ・セミナー
2022年4月25日(月)
池田佳史氏(大阪家庭裁判所本庁/調査官)
「家庭裁判所調査官の仕事について」
2022年6月17日(金)
イリナ・ディコヴスカア氏(ウクライナ/タラス サブチャンコ キーウ(キエフ)国立大学/教授)
「今ウクライナで何が起きているのか」
2022年7月20日(水)
ユグレシャ・グルジッチ氏(英国/ユニバーシティカレッジロンドン/准教授)
「多国籍企業による不法行為に係る民事責任―国際私法の観点から―」
2022年11月22日(火)
辻優氏(一般社団法人 日本外交協会/理事長)
「外交と国際法の実践―国際法の首都ハーグから―」
2022年11月8日(火)~9日(水)
ラッセ・トマセン氏(英国/ロンドン大学クイーン・メアリー校/教授)
「脱構築とポスト基礎付主義の政治」「政治理論の現状や英語圏での出版に関する意見交換会」
2023年1月10日(火)
小田博氏(英国/ユニバーシティカレッジロンドン/教授)
「ロシアによる外国資産収奪とそれに対する対応―投資仲裁の現状も踏まえて」
2023年2月10日(金)
タチアナ・エルナンデス・フスト氏(スペイン/スパニッシュ・ナショナル・リサーチ・カウンシル/研究員)
「ターハル・ハッダードとチュニジア家族法」
2023年3月4日(土)
谷遼大氏(北海道大学大学院法学研究科/助教)
「公権の現代化―EU環境法における「個人の権利」とそのドイツ行政法に対する影響を手がかりとして」
2023年3月29日(水)
ジャン=フランソワ・ジェルカン氏(ベルギー/リエージュ大学/教授)
「ローマ法上の無主物先占(occupatio)について」

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大阪大学法学会の活動 その2

学生会員への支援制度

法学会では、学生会員の研究学修活動を経済的にサポートするために、各種支援制度を設けています。

海外留学資金助成制度

大阪大学または法学研究科との学術交流協定を持つ海外の大学へ留学される学生会員に、資金の一部を援助しています。
2022年度は5名の学生に対して助成しました。

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学生研究学修支援助成制度

法学会では、学生グループによる自主的な研究活動や学修活動に対して、1活動につき最大5万円の費用補助を行っています(教員による推薦が必要)。2022年度は次の3件について補助を行いました。

  1. 交渉・仲裁を通した個人とチームの技能の向上についての調査・研究 2022年11月19日~20日
  2. 原子力廃棄物処理の現在と付随する行政的な問題についての調査・研究 2022年11月26日~27日
  3. ハンブルク大学との交流会 2023年1月30日

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大阪大学法学会の活動 その3

法学部卒業生の成績優秀者表彰・卒業記念品の贈呈

法学会は、法学部の卒業式に合わせ、成績優秀者15名(法学科10名、国際公共政策学科5名)に対し、記念品を授与しています。

また、法学部の卒業生・法学研究科博士前期課程修了生・高等司法研究科修了生の会員には、記念品として、ロゴ入りオリジナルグッズを差し上げています。

集合写真

大学院生への援助

法学会は、大学院生による新入生歓迎会の開催支援ほか、『阪大法学』に論文を寄稿する博士後期課程学生への研究費支給などの援助活動を行っています。

主な開催行事

2022年度の開催行事

新入生歓迎会

法学部新入会員(2022年度学部1年生・編入生)歓迎パーティーは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、開催見送りとなりました。

法学会ワークショップの開催

専門科目の勉強方法―定期試験をひかえて(会員限定)・・・・・2022年7月7日・2023年1月5日

昨年度に続き、本年度も法学会員を対象に、専門科目の勉強方法や定期試験への臨み方についてワークショップを開催しました。定期試験について不安を抱える新入生も多く、本ワークショップは、好評を博しています。
テーマとして、7月には「法学の基礎」と「政治学の基礎」、1月には「憲法」と「民法」が選ばれました。講師からは、勉強方法、定期試験の準備、答案の書き方などについて、自らの経験も踏まえた丁寧な説明がありました。
今年度もオンラインでの開催となりましたが、参加者からは、「テストがそもそもどのようなものか分からなかったので、受講できてとても良かった」、「具体的な勉強の仕方や答案の作り方を知ることができ、これからどうやって勉強していくかが明確になった」、「高校でも論述的な問題は解いたが、ここまで構成を練って考えてから解いたことはなかったので、ちゃんと順序立てして解くことを癖にしていきたいと思う」、などの声が寄せられました。また、「試験に対する焦りが出てきた」、「勉強しないといけないと思った」などの声も聞かれ、刺激を受けた様子が窺われました。

将来を考える(法学部との共催)・・・・・2022年12月6日・12月13日

将来のキャリアについて考える機会を早い段階で持つことができるように、今年度も、新入生対象の「法政導入演習」 の時間を利用して、ワークショップ「将来を考える」を「進学・留学編」(12月6日)、「就職編」(12月13日)の2回にわたり開催しました。「進学・留学編」では、法学研究科、 国際公共政策研究科、高等司法研究科に進学した大学院生と長期留学経験者が、「就職編」では、民間企業、公務員の採用内定者が登壇し、「なぜその進路を選んだのか」、「どの段階でどのような準備をしたか」などについて講演しました。
いずれの講演においても共通して、「何か一つでも打ち込めるものを見つけること」、「自分の適性を見つめ直してみること」が強調されました。今年度も、昨年度に引き続きオンラインでの開催となりましたが、参加者からは、「進路に迷っているので、色々な選択肢を知れて良かった」、「あまり意識していなかった大学院への進学や留学について考えるきっかけになった」、「1年生の時から考えるべきことがあることを知れて良かった」、「自分のなりたい将来像に近い先輩の実際の声を聞けて良かった」、「今回の講演を生かして今後の自分の活動や授業選択などにつなげていこうと思う」といった感想が寄せられました。

過去の行事はこちらから

関連サイトへのリンク

大阪大学 http://www.osaka-u.ac.jp/
HANDAI LAW PORTAL http://www.law.osaka-u.ac.jp/
 法学部 http://www.law.osaka-u.ac.jp/undergraduate/
 法学部法学科 http://www.law.osaka-u.ac.jp/undergraduate/law/
 法学部国際公共政策学科 http://www.osipp.osaka-u.ac.jp/department/
 大阪大学大学院法学研究科 http://www.law.osaka-u.ac.jp/graduate/
 大阪大学大学院高等司法研究科 http://www.lawschool.osaka-u.ac.jp/
 大阪大学知的基盤総合センター http://www.iprism.osaka-u.ac.jp/
大阪大学大学院国際公共政策研究科 http://www.osipp.osaka-u.ac.jp/
大阪大学法学部同窓会 青雲会 http://www.seiunkai.net/index.html/