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Handai Law Letter 第5号

情報マネジメント室の活動

室長 養老 真一

現在、情報システムはさまざまな脅威にさらされています。攻撃手法は、年々巧妙化しており、ウェブページを見ただけでコンピューターウィルスに感染することも珍しくありません。情報マネジメント室では、このような脅威へ対応するため、法学研究科・高等司法研究科の全てのPCにセキュリティソフトを導入しています。また、80台以上の学生用PCにインストールされているソフトウェアを、常に最新の状態に保つよう、更新作業を行っております。さらには大学のネットワーク管理組織(ODINS)と連携し、ウィルス感染や不正侵入などが疑われるような通信が行われた場合は、すみやかにその原因を突き止めるように務めております。

情報マネジメント室では、利用者が安心してネットワークを利用できるよう、今後もセキュリティ対策に取り組んで行きたいと考えております。

資料室の活動

室長 瀧口 剛

資料室では、限られた予算の中で、「ローライブラリー」を中心に法学・政治学の研究と学習に不可欠な文献資料の収集や、各種のデータベース、電子書籍など電子的情報基盤の整備に取り組んできました。さらに総合図書館に入ることになる貴重図書の選定や、部局をまたがって共同で利用されるデータベースなど、全学的な情報基盤の整備にも協力しています。

こうした豊富な情報源を十二分に活用してもらうために、例年4月から6月にかけて、ローライブラリー職員が法情報の調査・研究方法を詳しく紹介する「ローライブラリー・ワークショップ」を実施しています。2014年度はローライブラリーの見学会をはじめ、「判例情報の調査・収集」、「法令情報の調査・収集」を開催しました。

また利用環境の整備に努め、2014年11月からは、社会人学生などの利用の便宜を図るため、毎月1回土曜日の開室を試行しています。

これからも資料室では、所蔵資料の充実と、使いやすい研究・学習環境の整備に努めます。皆さまのご助言やご提言をお待ちしております。

学生支援室の活動

室長 名津井 吉裕

学生支援室は、法学研究科・高等司法研究科における学習支援やキャリア形成支援を中心とした活動に取り組んできました。法学部生を対象とした学習支援としては、単位僅少学生への支援、奨学金に関する支援等があります。他方、キャリア形成支援としては、法学部生のキャリア形成の体験を後輩たちに伝える「キャリアデザイン・データベース」の構築に取り組んでいます。また、官庁・企業等からの就職説明会には、教室の無償貸与等を通じて協力してきました。特に本年度は、青雲会の協力によりキャリア形成基金を立ち上げ、その最初の企画として、「キャリア形成支援のための講演会」を開催しました。学生支援室は、今後とも法学部生のキャリア形成支援に積極的に取り組みたいと考えています。

他方、高等司法研究科の学生を対象とした学習支援として、「学習サポート担当会議」が中心となって、①サマースクール・スプリングスクール(課外講座)の開催、②自主勉強会(再チャレンジプログラム)の活動支援、③OULS’SA(オルサ)掲示板の開設・運用開始、④「(特殊講義)リーガルプロフェッションの最先端」の開講、⑤阪大法曹会の協力による就職支援企画、⑥自学自習システムの開発等に取り組んできました。本年度特筆すべきことは、②の再チャレンジ勉強会の応募総数が28組に達し、グループ学習の活性化が窺われること、③の導入によって勉強会の枠を超えて弁護士アドバイザーと学生・修了生を繋ぐツールを提供したことです。司法試験を取り巻く状況の変化には目まぐるしいものがありますが、学生支援室は、今後とも学生のニーズに合った学習支援企画を提供していきたいと考えています。