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Handai Law Letter 第5号

新刊紹介

  • 近代日本の司法省と裁判官
    ―19世紀日仏比較の視点から

    単著 三阪 佳弘著

    (大阪大学出版会 2014年9月刊)
    1880~90年代に形成された日本の司法制度の評価をめぐって、西欧近代とは異なる「前近代性」という消極面を見る立場、現代につながる固有の歴史風土に根ざした「統一性と等質性」という積極面を見る立場が存在します。本書は、同時代の日仏の司法改革の軌跡を検討することで、日本近代司法の歴史的再評価を試みるものです。

  • 国立大学法人と労働法

    単著 小嶌 典明著

    (ジアース教育新社 2014年2月刊)
    文部科学教育通信(月2回刊)に現在も連載を続けている「国立大学法人と労働法」をベースとする講話編と、国立大学法人が直面した労働法上の問題(労働契約法の特例を定めた法律の制定に至る経緯を含む)について論じた論考を収録した課題編からなる書籍です。

  • 労働法の「常識」は現場の「非常識」

    単著 小嶌 典明著

    (中央経済社 2014年10月刊)
    政府の規制改革委員会や勤務先の人事労務(就業規則の作成や労働組合との団体交渉)の現場における経験をもとに、現場サイドからみた労働法の現状と問題点を概説した、全15話からなる書籍です。『職場の法律は小説より奇なり』(講談社、2009年)の全面改訂版。

  • 『商標法』
    『著作権法』

    編著 茶園 成樹編

    (有斐閣 2014年4月刊)
    両書は、知的財産センターのスタッフが分担執筆した教科書です。そこでは、多数の図表を用い、学習上の要点を示すPOINT欄や問題となる事例を示すCASE欄、用語解説欄を設けるなど、読者のための工夫を施しています。

  • 『越境する司法 ―ドイツ連邦憲法裁判所の光と影』

    共著 マティアス・イェシュテットほか・鈴木秀美ほか監訳

    (風行社 2014年9月刊)
    2011年刊行の原著Das entgrenzte Gericht(Suhrkamp)には、ドイツ公法学界において活躍しているイェシュテット、レプシウス、メラース、シェーンベルガーが、創立60周年を迎えた連邦憲法裁判所を批判的に検討した4つの論文が収められています。監訳者は、本学で彼らと親しく交流してきた棟居快行名誉教授、鈴木秀美教授、高田篤教授、松本和彦教授です。

  • 日本銀行と政治
    ―金融政策決定の軌跡

    単著 上川 龍之進著

    (中央公論新社 2014年10月刊)
    1998年に日本銀行の法的独立性を向上させる改正日銀法が施行されたにもかかわらず、現在、日銀の政策決定における独立性が大きく低下しているのはなぜか。本書は、日銀と政府・与党間の関係に着目して、金融政策決定の軌跡を追い、この問いに答えるものです。