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Handai Law Letter 第3号

学生支援室の活動

室長 三阪 佳弘

法学研究科=法学部=高等司法研究科合同の学生支援室は、その創設以来、学生のキャリア支援の取り組みを重点的に行い、高等司法研究科についてはその固有の学習支援企画を行っています。

前者については、法学部1年生(フレッシュマンセミナー受講者)を対象としたキャリアデザインセミナー企画、民間企業・官公庁志望者を対象としたより実践的な企画(現役国家公務員による講演会・セミナー、内定者との懇談会、面接セミナー等)などを関係組織と連携しながら実施し、また学生たちの自主的な業界・企業研究企画への施設利用等の配慮を行ってきました。高等司法研究科に関しては、ALEC企画として、外部の有力研究者および実務家を招聘し、講演会ないし講義形式で、その実務に基づく知見を学生に対して提供することを継続的に実施してきました。

後者については、高等司法研究科新入生を対象とした入学前準備講座(スプリングスクール)、夏休み中の重点復習講座(サマースクール)などを実施し、法科大学院を目指す法学部生にも開放しました。

本年度に関しては、キャリア支援の面での、特筆すべき取り組みをふたつ、以下に紹介したいと思います。

ひとつ目は、法学部同窓会(青雲会)及び経済学部同窓会と連携した企画の実施です。10月27日豊中総合学館で「平成24年度法経OB・OG交流会」として、両学部の卒業生(法16名、経17名)と在学生(法23名、経37名)による就職支援のための交流会が開催されました。卒業生との連携を図ることで、単なる業界情報の提供にとどまらない、親身なアドバイスを得られる機会として継続していきたいと考えています。

ふたつ目は、キャリアデザイン・データベースの試みです。これまで「キャリアデザイン@ロー」誌を毎年1回発行し、卒業生からの業界情報の提供、就職活動体験記を掲載してきましたが、それをさ らに拡大し、多様で個性あるキャリアデザインに関する情報を、より多く提供できるようにするのがこのデータベースです。現在学生有志の編集委員会を中心に執筆を依頼し、3月中には、一定量のコンテンツをお見せすることができるよう鋭意準備を進めています。今年度はトライアル段階ですが、次年度以降さまざまな面でより一層充実していく予定です。

高等司法研究科の学習支援では、たくさんの修了生に弁護士アドバイザーとしてサポートしていただいていますが、キャリア支援に関する上述の活動についても、卒業生・修了生の皆さんのサポートが無ければ充実できるものではありません。より一層の両研究科との連携を強めていきたいと考えています。