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Handai Law Letter 第3号

国際交流室の活動

室長 福井 康太

国際交流室では、外国人研究員・留学生の受け入れ、海外研究者や実務家などの講演会、短期海外派遣プログラムの実施、海外の大学との学術交流協定の締結などを行っています。

まず、外国人研究員については、法政実務連携センター外国人研究員として長期4ヶ月1名、短期1ヶ月3名を受け入れ、長期研究員には1学期に英語による授業「特別講義(比較法の諸問題)」(全学の国際交流科目を兼ねる)を担当してもらいました。外国人研究員による授業は、日本人学生と留学生が一緒に議論に参加できる貴重な機会です。短期研究員3名も学生指導やセミナー等を実施して、学生や教員との学術交流に貢献しています。そのほか、何人もの海外招聘研究員が大阪大学法学部・同大学院法学研究科で研究に従事しています。留学生は86名(学部12名、大学院博士前期課程27名、同後期課程10名、研究生・特別聴講学生等非正規生37名)を受け入れ、ますます多くの留学生が法学研究科、法学部の授業に参加するようになってきています。海外研究者・実務家による講演会として、2012年8月8日にドイツ連邦議会キリスト教民主・社会同盟会派会長フォルカー・カウダー議員による講演会、同12月10日にフォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ連邦共和国大使による講演会を開催しました。海外要人による講演は、学生に知的刺激を与え、高い志を持たせてくれる重要な機会となっています。

2012年度に特に力を入れたのは、短期海外派遣プログラムの実施です。まず、法学部の授業の一環として、オーストラリアのボンド大学で「法律英語・オーストラリア法入門セミナー」(2012年8月25日~9月9日)を実施し、12名の参加を得ました。また、タイのマヒドン大学での短期海外派遣プログラム(同8月9日~8月29日)の実施を担当(部局間持ち回り)し、他学部・他研究科を含めて9名の参加を得ました。短期海外派遣プログラムに参加した学生は、英語力ばかりでなく、国際感覚を身につけて帰って来ます。短期海外派遣プログラムの実施には今後も力を入れていく予定です。

学術交流協定については、オーストラリア・ボンド大学法学部と部局間学術交流協定を締結し、ドイツ・ブレーメン大学法学部とも部局間学術交流協定・学生交流覚書締結の手続を進めています。また、中国・浙江大学光華法学院と大学間学術交流協定に基づく部局間学生交流覚書を締結し、韓国・忠南大学とも同様の部局間覚書の締結手続を進めているところです。そのほか、大阪大学法学部・大学院法学研究科で学んだ留学生の「同窓会」の組織化も試みています。現在、大阪大学法学部・大学院法学研究科で学び、海外で活躍している出身留学生の名簿作りを進めているところです。

グローバル化がますます進むなか、国際交流室の役割はますます大きくなっています。皆さんのご協力を期待しています。