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Handai Law Letter 第2号

評価室の活動

室長 水谷規男

評価室では、自己点検評価や年度計画の達成状況評価シートの作成に関する事項、外部 評価に関する事項を取り扱っています。自己点検評価に関しては、教員から提出された自 己評価書を元に各教員の教育、研究、社会貢献の状況をホームページで公開しています。

法学研究科
高等司法研究科
の各ページをご覧下さい。

外部評価としては、3年に一度の法学研究科の外部評価委員会が2012度に予定されてお り、高等司法研究科では2013年度に第2回目の法科大学院認証評価を受審する予定ですの で、これに備えて2012年度に両研究科ともに教員ごとの自己点検にとどまらない、本格的な自己点検評価作業を行うことにしました。

評価に関する今年度の特記事項としては、10月に本部評価室と部局との意見交換会があ りました。年度計画の達成状況評価を行っている本部評価室とのコミュニケーションを密 にすることで、年度計画の確実な達成や効率的な評価作業を実現しようとするのがこの意 見交換の目的でした。法学研究科、高等司法研究科ともに、各委員会、室が責任を持って 計画を遂行し、それを運営委員会が年度途中にチェックすることで確実な計画達成を図る という組織的な対応が高く評価されました。なお、今年度から各部局の達成状況評価書が 大学のホームページで公開されています。こちらもご覧下さい。

https://www.osaka-u.ac.jp/ja/guide/information/joho/bukyokutassei

共同研究紹介

法学研究科教授 三成賢次

「トランスプロフェッショナル・リテラシーを備えた専門家養成基盤に関する模索的研究」 (科学研究費基盤研究(A)[課題番号23240105・研究代表者 三成賢次])

本研究(通称「トランスプロフェッショナル・リテラシー科研」)は、医師や法曹などの高度専門職が領域を超えて交流し、連携協力しながら創造的に仕事を行っていく環境を創出し、トランスプロフェッショナル・リテラシーを備えた人材を育てる教育プログラムを開発することを課題とした研究プロジェクトです。2011年度から5年間、ワークショップなどを開催するとともに、領域横断的な教育に関しどのような社会的なニーズがあるのかを調査し、その結果を研究と教育に反映させていくものです。
8月26日のワークショップでは、産業メンタルヘルス事例を素材に、産業医・精神科医・労働法学者の間での対話の可能性を検討しました。共同研究のなかで新たな問題点や課題が見いだされること、そうした想定外の展開を私たちは大いに期待しています。

○ 研究プロジェクトHP:http://www.law.osaka-u.ac.jp/transprofessional_literacy/

新刊紹介

  • プロセス演習 憲法(韓国版)  棟居快行・工藤達朗・小山剛編 [ 全南大学校出版部 2011年10月刊 ]

    2004年に法科大学院教材として信山社から刊行され、改訂を重ねてきた本書(2011年3月第4版発行)が韓国語に翻訳されました。訳者は、全南大学校法科大 学の閔炳老教授と慶星大学校法政大学の孫亨燮助教授です。2009年に発足した韓国の法科大学院では、日本の憲法判例も学ばれているそうです。

  • よくわかるメディア法  鈴木秀美・山田健太編 [ ミネルヴァ書房 2011年7月刊 ]

    メディア法教材として編まれた本書は、興味をもったテーマから読み始めることができるよう、1つの項目につき見開き2ページで完結した解説をする形式をとっています。表現の自由、取材・報道の自由、情報公開法、個人情報保護法、放送法、インターネット法等の108項目が取り上げられています。