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Handai Law Letter 第2号

学生支援室の活動

室長 三阪佳弘

法学研究科=法学部=高等司法研究科合同の学生支援室は、①学生のキャリアデザイン力向上のための企画運営業務、②就職支援のための企画運営業務、③前記の①と②に関わる卒業生・修了生の組織化と連携業務を柱として活動を展開しています。

①に関して注目されるのは、法学部教務委員会・法学会・法政実務連携センターと連携しながら行っている法学部1年生(フレッシュマンセミナー受講者)を対象としたキャリ アデザインセミナー企画の定着です。企業・官公庁・法科大学院・研究大学院で活躍する先輩を講師としてそれぞれの進路の魅力を語ってもらうこの企画は、学部1年生には好評 です。②については、法政実務連携センターと連携して行う民間企業・官公庁志望者を対象としたより実践的な企画(現役国家公務員による講演会・セミナー、内定者との懇談会、面接セミナー等)も定着しつつあります。法科大学院である高等司法研究科の学生に対しては、法律事務所見学会、法曹界の最先端の分野で働くことの魅力を現役法曹に語ってもらう講演会、阪大OB/OG法曹の組織である阪大法曹会との連携による就職支援企画が 定例化しました。また法科大学院固有の課外での学習支援も学生支援室の下で組織的な体制を整えました。③に関して、法学部=法学研究科については、法学部同窓会(青雲会)とのこれまでの連携を就職支援の面で活かしていくために協議を進めています。高等司法研究科については、阪大法曹会との間で、就職支援・課外での学習支援の面で連携を具体化しています。

2011年1月31日付中央教育審議会「キャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」 により、大学には、「自律した職業人を育成する職業教育の重要性をふまえ」ること、各高等教育機関の専門分野と特性を生かした、正課内外を通じた教育を充実し展開すること、各界との連携・対話による、求められる人材像・能力の享有と職業に必要な能力を育成する教育を充実すること、が強く求められています。この間の取組みを、このような動きのなかで整序していくことが今後の課題です。