本研究課題「グローバル大国・中国の出現と東アジア-学校間交流による学際的研究」は,グローバル大国・中国の出現によって招来しつつあるさまざまな課題群を確認するとともに,それら相互の連関と構造を明らかにすることによって,課題解決のための処方を探ることを目的とする。その際,グローバル大国・中国の出現と東アジアの関係に関わる三つの視点(a. 20 世紀中国の軌跡との連続性を問う視点,b. 台湾・モンゴルや華僑・華人など「周辺」から問題の所在を問う視点,c. 通時的・共時的な日本の位置どりを凝視する視点)を重視し,国際シンポジウム「現代中国與東亜新格局(現代中国と東アジアの新環境)」による東アジア学校間交流の推進するとともに,中国20 世紀史(歴史学)を基軸とする学際研究の構築に取り組む。
青野繁治 | 大阪大学・言語文化研究科・教授 | 文化の越境と相互浸透 |
片山剛 | 大阪大学・文学研究科・教授 | 東アジア近代化と中国社会 |
木村自 | 大阪大学・人間科学研究科・助教 | エスニシティの境界と可塑性 |
許衛東 | 大阪大学・経済学研究科・准教授 | 東アジア経済秩序における中国要因 |
思沁夫 | 大阪大学・グローバルコラボレーションセンター・特任准教授 | 生態系をめぐる文化政治 |
高田篤 | 大阪大学・法学研究科・教授 | 法治主義をめぐる東アジアと中国 |
高橋慶吉 | 大阪大学・法学研究科・准教授 | 台湾問題をめぐる対立と協調 |
田中仁 | 大阪大学・法学研究科・教授(研究代表) | 現代中国地域研究の課題,革命の記憶と日中関係 |
竹内俊隆 | 大阪大学・国際公共政策研究科・教授 | 中国の軍事的台頭と東アジア |
堤一昭 | 大阪大学・文学研究科・准教授 | 「中国」像の歴史的射程 |
福田州平 | 大阪大学・グローバルコラボレーションセンター・特任研究員 | 博覧会から見る東アジアと中国 |
宮原曉 | 大阪大学・グローバルコラボレーションセンター・准教授 | 華僑・華人とローカルナレッジ |
三好恵真子 | 大阪大学・人間科学研究科・准教授 | 人間の安全保障 |
山田康博 | 大阪大学・国際公共政策研究科・准教授 | 東アジアにおける安全保障環境の変容 |
西村成雄 | 放送大学・教養学部・教授 | 連携研究者 |
馬場毅 | 愛知大学・現代中国学部・教授 | 連携研究者 |
日野みどり | 同志社大学・グローバル=コミュニケーション学部・教授 | 連携研究者 |
丸田孝志 | 広島大学・総合科学研究科・准教授 | 連携研究者 |
江沛 | 中国南開大学・歴史学院・教授/副院長 | 海外共同研究者 |
李朝津 | 台湾台北大学・歴史学系・副教授 | 海外共同研究者 |
許育銘 | 台湾東華大学・歴史学系・副教授 | 海外共同研究者 |
周太平 | 中国内モンゴル大学・蒙古学院近現代史研究所・教授/所長 | 海外共同研究者 |
根岸智代 | 大阪大学・法学研究科・特任研究員 | 中国文化フォーラム事務局 |