高田敏本学名誉教授、ドイツ連邦共和国より勲章授与

 本学名誉教授の高田敏先生に対して、ドイツ連邦共和国から一等功労十字章(Verdienstkreuz I. Klasse)が授与され、その伝達式が平成26(2014)年7月24日に、太閤園淀川邸において行われました。式では、ドイツ政府を代表して在大阪・神戸ドイツ総領事のインゴ・カールステン博士が、高田先生が法治主義の研究を通して日独学術交流に多大な貢献をされてきたことを述べられました。高田先生は、受章にあたって半世紀に及ぶ学究生活を振り返り、先生がドイツに留学された当初は日本からドイツへの一方通行の交流であったのが、ドイツから日本への交流も着実に増え、双方向の交流になってきたことを指摘されました。そのような双方向の交流の足跡には、昭和54(1979)年から、高田先生が発起人の一人となって、DAAD(ドイツ学術交流会)並びに大阪大学、神戸大学及び大阪市立大学の共同事業として、気鋭のドイツ人研究者を大阪大学又は神戸大学の法学部にドイツ語を基本としてドイツ法を教授する教員として迎え、日本人の若手研究者に対して大きな刺激を与えると共に、ドイツ人による日本法研究を促進する仕組みが始まり、その後、7代のドイツ人研究者が連綿と続く交流の歴史が刻まれることとなったことが特筆されます。

 なお、高田先生が受章された功労勲章は、平成8(1996)年に本学名誉教授の中野貞一郎先生も受章されています。また、高田先生のご子息である本学教授の高田篤先生は、平成25(2013)年に、日独の文化と社会の相互理解促進に貢献のあった日本人学者に授与されるフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞を受章されています。