海外共同調査記録
2012年度
2012年2月19日〜23日 大韓民国公文書関係機関調査
参加者 三阪・竹中・田中・中尾・林・三成(以上本プロジェクト研究員)
多胡 圭一(大阪大学大学院国際公共政策研究科特任教授)
金 明a(大阪大学大学院法学研究科外国人招へい研究員)
大韓民国側協力者 韓国外国語大学 李 相薫 教授
2月20日 韓国外国語大学
講義「韓国記録管理の歴史」
韓国外国語大学 歴史学=情報文書学担当イ・ヨンハク教授
前近代から近現代の概観的考察をもとに、1990年代以降の公文書管理法制の
急速な展開についてのレクチャーとそれに関するディスカッション
2月21日 国家(ナラ)記録館・大統領記録館
同館は、現在の大韓民国の公文書管理の中枢機関である。ここで、担当記録管理官から、
こちらから提出していた質問書に基づいてリプライを受けるとともに、さらにディスカッションを
実施。
実際の記録館での保存管理作業の実際を見学。
2月22日 ソウル大学校奎章閣韓国学研究院
同館は、歴史的に重要な公文書としての朝鮮王朝時代の公文書を中心とした歴史的文書の
記録保存管理を担当する機関である。ここでは、ソウル大学校情報資料管理部部長=国史学科
イ・サンチャン教授から奎章閣の役割と機能および所蔵文書の概要についてのレクチャーと
ディスカッションを実施。
2011年度
2011年3月21〜25日 中華民国公文書関係機関調査
参加者 三阪・竹中・田中・林・三成
謝政徳(大阪大学法学研究科博士後期課程 日本植民地時代の台湾統治法制の研究)
台湾側研究協力者 施慧玲中正大学教授、
宋峻杰北海道大学法学研究科助教、李玉璽國立虎尾科技大學
3月22日 国史館台湾文献館(南投市)
歴史的重要公文書の一つ日本統治時代の台湾総督府文書の管理保存状況についてのヒアリングを実施
※この調査について同館のHPに紹介されています。
http://www.th.gov.tw/epaper/view2.php?ID=75&AID=1035
3月23日
国家档案管理局(台北市)
国家档案法に基づく公文書管理の現状についてヒアリングと意見交換の実施
台湾大学法律学院(台北市)
日本統治時代の台湾総督府法院裁判関係公文書資料のデジタル化プロジェクトについての講演を受け
意見交換を実施
3月24日
国史館(台北市)
歴代総統・副総統の関係文書の保存管理の現状、国家档案法施行以後の同関係文書収集・保存をめぐる
国史館の課題について講演を受け意見交換を実施